IBJJFルール講習会を受講しました。

こんばんは。西林です。

IBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)主催のルール講習会(60$)に参加してきました。国際大会の前にはIBJJFのレフェリーディレクターであるAlvaro Mansor氏が来日し、講習会を開きます。この講習会に出て、現状のルールの把握&再確認をしておく必要があると思い、参加しました。参加者の半数を占める日系ブラジル人含め、日本全国の柔術道場から参加されていました。

IBJJFルールブックに従い、細かく説明が進んでいきます。Alvaroがポルトガル語でまず話し、Gracie Barraの滝川直さんが日本語で、同時にAlvaroが英語で通訳をしていました。ルールに明文化されていない部分を中心に細かく説明してくれ、自分のルールブックはすぐに赤字メモで埋まっていきました。この講習会では審判目線でルールを学ぶ必要があるため、興味深い話が多いです。

面白かった内容をいくつか。
「勝敗の決定」の章で

-足がつったとアピールすると失格。(ここまではみんな知ってると思います)
→試合中に自分で自分の足のつりを治すのはOK。(まあそうかな)
→試合中に相手が自分の足のつりを治してくれるのは? A.特に問題なく審判は放置。だが戦ってないので20秒経てば両者にルーチ。(なるほど笑)

-4歳~15歳の試合でサブミッションの形に入っていればダメージ関係なく止める。アクシデント以外の怪我は審判の責任!(おお、頼もしい)

-黒アダルト&マスター1は見込み一本無し。でも怪我したら止めて救護班を呼んでいい。2004年のムンジアル(世界選手権)のホジャーvsジャカレーの試合は、ジャカレーの腕が脱臼した時点で審判は止めて救護班を呼ぶべきだった。※結果的に続行は危険と判断されホジャーの勝ちになるべきだったが、実際の試合は止められず、怪我したまま逃げ切ったジャカレが優勝。 (なるほどー!)

あまりにも有名な「ホジャーvsジャカレー」ですが、この言葉だけでこんなに時が経っていても誰もがすぐあの試合だとわかるってすごいですね。

1度の休憩をはさみ、あっという間の4時間でした。他にも興味深い話だらけでした。アドバンテージの章は時間がなく説明なしで残念でした。

ブラジリアン柔術のルールはかなり細かく、完璧に理解している一般競技者はほぼいないのではないかと思います。しかしルールを知れば知るほど自分に有利になりますし、知らないで反則をし続けるのも避けたいです。ルールは覚えましょう。
このような講習会に出たからにはできるだけ周知していきたいと思います。赤字メモ入りのルールブックはジム生が誰でも見れるようにしておきます。「ルール講習会に出た人だけが知っているルール」が少ない状況を作りたいですね。チョー難しいですが。

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