初めて柔術の試合に出る人に向けて

アジア、全日本NO-GI、ワールドマスターが終わりました。そして息継ぎする間もなくヒカルド・デラヒーバ杯があり、10月には全日本ブラジリアン柔術選手権があります。普段一緒に練習する仲間の活躍を見て刺激を受けた人は多いのではないでしょうか?「自分も試合に出てみよう!」と火が付いた人もいるでしょう。

(こんぐらい熱くなってる人もいるよね!)

そんなわけで、初めて試合に出る人のために、注意してほしいことをまとめてみました。これを読めば試合当日、思わぬミスで試合に集中できなかったり、そもそも試合に出れない、なんて悲しい事態を避けることができます。万全の体制で試合に臨みましょう。

それでは試合前から試合当日までの流れを一緒に確認していきましょう。

① 試合前

まずは体重の確認をしましょう

柔術は年齢、体重、帯の色でカテゴリーが分かれています。減量する方は、試合までにどれだけ体重を減らせそうかよく考えましょう。接待、出張、家族のイベントなどで食事制限が難しい場合があります。減量は余裕を持って計画的にしましょう。

もう一度ルールの確認もしておきましょう

普段の練習でそこまでポイントや反則技について意識していない人は、ちょっとした認識の違いで涙をのむ結果になってしまうかもしれません。

特に一発で失格になってしまう「非常に重大な反則」に関してはこちらの28ページにあるシビアファウルを確認しておきましょう。IBJJFルールブック

道着と帯を準備しましょう

試合用の道着と帯を用意しましょう。「普段練習で使っている道着と帯で出場したい!」という方、お気持ちはわかりますが、柔術は試合用道着に対してルールが設けられています。簡単に言うと、汚い、ボロボロ、クサイは禁止です。帯も同様です。使い込んだボロボロのものはダメだし、長さにも規定があります。お金がかかりますが、道着も帯もどこにほつれがあるかわかりません。試合専用のものを用意しておきましょう。

また少し細かいところになると、袖や裾の長さ、パッチの位置、襟の色、帯の長さなどがあります。

こちらをみておきましょう。IBJJFルール

道着のサイズだけは着てみないとわかりませんが、パッチの位置や素材などで迷いたくない人は、こういう道着をどうぞ!*100% IBJJF の道衣基準に準拠

前回オッケーだった道着が今回もオッケーだという保証はどこにもありません。不安な人は大塚道場にチェッカーがあるので確認しておきましょう。

*初めて試合に出る人は必ずインストラクターにチェックしてもらいましょう!

② 試合直前(3日ぐらい前から前日)

トーナメント表を確認しましょう

トーナメント表には自分の試合の順番(何マット何試合目)、集合時間、計量時間、試合開始の時刻が記載されています。

観戦できる大会か確認しましょう

感染症対策、または会場の作りのために、観戦できない場合があります。家族や友だちが「応援に行くね!」と言ってくれていたのに会場でとんぼ帰りという悲しいことにならないようにちゃんと確認しておきましょう。

③ 試合当日

余裕を持って試合会場に着くようにしましょう

会場に着いたらまず受付があります。トーナメント表で確認した自分の1試合目の情報(◯マット◯試合目)と名前を係の人に伝えてください。*身分証も提示しますのでお忘れなく!

予備計量で体重を確認しましょう

問題なく受付が済んだらまずは体重を確認しましょう。試合会場には体重計が置かれています。試合に出る時と同じ格好で計量しましょう。

「家の体重計ではピッタリだったのに、ここの体重計では重く出る!」ということがあるそうです。減量は計画的に、当日は朝ご飯を食べられるぐらいは減らしておきたいですね。

ウォーミングアップをしましょう

会場によってはアップ用のマットスペースが設けられていないことがあります。硬い床の上でもできる準備運動を用意しておきましょう。

大会スタッフの方に道着と体重をチェックしてもらいましょう

自分の試合が近づいてくると、大会スタッフの方に道着と体重をチェックしてもらうことができます。それが済んだらマットの上で待機です。大体2、3試合前にマットに上がれます。あとはただ自分の試合が来るのを待つのみです。呼ばれたらレフリーと握手、対戦相手と握手、そしてコンバッチ!

以上になります。これで試合前から当日までの流れを確認できました。「思わぬトラブルで試合前に変に疲れてしまった!」という事態を避けて、万全の体制で試合に臨めようになりました。

「よし!試合に出よう!」と思った方は、柔術連盟の大会カレンダーでこれからどんな大会があるがチェック!

JBJJF大会カレンダー

 

 

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